賃貸マンションのリノベーションの流れ
賃貸マンションは、古くなると借り手がつきにくくなるなど、リノベーションを行って価値を高めたいと考えるオーナーさんも多いようです。
リノベーションは建て替えをせずに室内の間取りを一新させることができるリフォーム手法で、解体するのはあくまでも内装のみですから施工期間も短く賃貸物件のリニューアルに最適なやり方です。
ただ、短期間で施工ができるといっても数か月間の工事が必要になりますし、リノベーションはスケルトンの状態にするので入居者が要る場合は退去をして貰わなければなりません。
最初に行うことは、入居者への退去願いでありこれが終わった後に工事をスタートすることが可能になります。
室内には家財道具がない状態にした後、住居内すべての設備(キッチンや浴室、トイレなどの水回りの設備)を撤去して、構造的に問題がない壁などを取り外してスケルトンにします。
この状態から間取りを作るのがリノベーションの特徴であり、バスとトイレを別にした間取りにすることもできます。
入居者のいない賃貸アパートはリノベーションで復活できます
老朽化が進んでしまい、建て方も古くなった賃貸アパートの場合は、入居者が誰も住まなくなる物件も実在しています。
構造上問題がなければリノベーションを効果的に行う方法であれば、再び人が住む物件に変えることは可能です。
範囲は各物件において違いはありますが、モルタル壁はサイディングに張り替えをする方法だけでも、外観の見栄えは新しくできます。
肝心な内装では老朽化している物件の場合は和室が多く、水回りの設備も古さを感じるコンクリートを使ったタイプが多い傾向にあります。
リノベーションをするには全室の床材をフローリングに仕上げて、キッチンの交換とトイレと浴室を分離して新設し、最新の水回りの設備に切り替えを行うことは非常に効果があります。
元々が和室だったスペースには押入れが完備されていることも目立ちますが、このスペースに対してもクローゼット化する方法も推奨できます。
玄関ドアも防犯性の高い鍵付きの新しいドアに変更するなど、バランスよくリノベーションを施すと賃貸アパートを復活させられます。